冬の北海道を訪れるなら、欠かせないのが「流氷まつり」です。
紋別では「もんべつ流氷まつり」が、網走では「あばしりオホーツク流氷まつり」がそれぞれ開催され、国内外から多くの観光客が訪れます。
海の極限な流氷を背景に美しい景色と冬ならではの体験が楽しめる流氷まつりは、紋別、網走ともに魅力的ですが、アクティビティや展示の違いがあります。
また紋別ではオホーツク流氷科学センター、網走ではオホーツク流氷館といった観光もおすすめです。
この記事では、
- 紋別と網走で開催される流氷まつりはどっちがおすすめ?
- 紋別と網走の魅力を比較しながら流氷観光に役立つ情報について
ご紹介していきますね。
ぜひ冬の北海道オホーツクへ訪れる際の参考にしてください。
流氷まつりとは?紋別と網走で開催
流氷まつりとは、北海道の紋別と網走の二大開催地で毎年2月にオホーツク海沿岸に接岸する流氷の季節に合わせて開催されているオホーツクの冬を象徴する一大イベントです。
特に紋別市の「もんべつ流氷まつり」と網走市の「あばしりオホーツク流氷まつり」は、それぞれの特色を持ち、毎年多くの観光客が訪れます。
流氷まつりでは、雪と氷で作られた巨大な氷像やアクティビティだけでなく、地元のグルメや文化も堪能することができます。
さらに、夜にはライトアップされた氷像が幻想的な雰囲気を醸し出し、冬の北海道ならではの魅力を堪能できるのが特徴です。
紋別と網走の流氷まつりはどっちがおすすめ?
紋別、網走でそれぞれ違う流氷まつりを楽しむことができます。
紋別の「もんべつ流氷まつり」は、天然氷を使った大規模な氷像が特徴で、流氷の圧倒的な存在感を身近に感じることができます。また豊富な地元グルメ「味覚の市」の堪能やユニークな参加型のイベントが魅力のお祭りです。
網走の「あばしりオホーツク流氷まつり」は、有名アーティストが出演する音楽ライブが行われ、音楽好きにおすすめです。夜には氷像にライトアップされ幻想的な雰囲気を楽しむことができます。網走の味覚「屋台村」を堪能できる点も魅力です。
紋別と網走の流氷まつりはどっちがおすすめか?好みによるかもしれませんね。
紋別と網走、どちらの流氷まつりも冬の北海道オホーツクを堪能できる良さがあります。
「圧倒的で巨大な氷像を見てみたいならー紋別」、「ライトアップされた氷像と音楽を楽しみたいならー網走」がおすすめです。
おすすめポイントを参考にしていただいたり、旅行のプランや移動距離でどちらか選ぶのも良いと思います。
ぜひ、オホーツク海から流れくる迫力ある流氷と合わせて満喫することができる「流氷まつり」に足を運んでみてください。
オホーツク海から吹き付ける風は冷たいです。耳や首などはしっかりと覆って、防寒対策はしっかりとしましょう。
もんべつ流氷まつり概要
「もんべつ流氷まつり」は、1963年(昭和38年)、昔は厄介ものであった流氷を地域の活性化に役立てようと始まりました。
今では紋別市といえば「流氷の町」として定着し、訪れる人々を魅了しています。
もんべつ流氷まつりの魅力や開催期間、アクセスについてお伝えします。
もんべつ流氷まつりの魅力・イベント内容
もんべつ流氷まつりで注目されるのは、地元の池から切り出し天然氷を使った迫力満点の氷像です。
過去にはノートルダム大聖堂を再現した高さ14メートルの氷像が展示され、多くの人々を感動させました。
また、「流氷曳き人間ばん馬大会」や「氷柱ガマン抱きつき大会」のような体験型のアクティビティ、お笑い芸人のライブなど訪れる人々を楽しませます。
さらに、地元の新鮮な海産物や特産品をじっくり味わうことができる「オホーツク味覚の市」が催され、子供から大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです。
基本情報
■第62回もんべつ流氷まつり
2025年(令和7年)2月8日(土)~2月11日(火・祝)
※10日(月)はイベントなし
※その他詳細は決まり次第HPもしくはSNSでご案内
もんべつ流氷まつり会場までのアクセス方法
もんべつ流氷まつりはガリヤ地区イベント広場を特設会場に開催されます。
会場までのアクセス方法は以下の通りです。
住所:北海道紋別市海洋公園1番地
車でのアクセスは、紋別バスターミナルからは約3.3キロメートルの距離で、所要時間は通常約8分です。
紋別バスターミナルからガリヤ地区イベント広場特設会場までのルートはこちらから
あばしりオホーツク流氷まつり概要
「あばしりオホーツク流氷まつり」は、音楽やライトアップが楽しめる迫力豊かな祭りです。
あばしりオホーツク流氷まつりの魅力や開催期間、アクセスについてお伝えします。
あばしりオホーツク流氷まつりの魅力・イベント内容
あばしりオホーツク流氷まつりの魅力は、ライトアップされた雪像や氷像の幻想的な光景です。
夜の会場は一層素敵な雰囲気となり、カップルや家族連れに人気のスポットになっています。
さらに、「ICE BREAKING MUSIC FEST」では、有名アーティストが出演する音楽ライブが行われ、音楽好きにおすすめです。
アクティビティは氷の滑り台や流氷輪投げがあり、子どもたちに大好評です。
また、ジビエラーメンやシジミ汁、屋台村名物のホタテすくいなど、網走ならではのグルメが楽しめる「オホーツク屋台村」も同時開催しています。
基本情報
■第60回あばしりオホーツク流氷まつり
2025年2月8日〜2025年2月9日
あばしりオホーツク流氷まつりは地球温暖化に着目し、「流氷を守ることは地球を守ること」をテーマに開催されます。
2025年の流氷まつりについての詳細は未定です。網走市観光公式サイト「おいしいまち網走」よりご確認ください。
あばしりオホーツク流氷まつり会場までのアクセス方法
あばしりオホーツク流氷まつりは網走市商港埠頭を特設会場に開催されます。
会場までのアクセス方法は以下の通りです。
住所:北海道網走市北2条西3丁目3番地
車でのアクセスは、網走駅からは約2.5キロメートルの距離で、所要時間は通常約7分です。
流氷を見るなら|おすすめの場所や時期
流氷を温かな場所で見るなら、観光施設に訪れてみてください。
オホーツク海を漂う流氷は北海道の冬の自然が織りなす美しさがあります。
紋別と網走には、流氷をテーマにした観光施設が充実しており、来場者の皆様に特別な体験をもたらしてくれます。
以下では、紋別と網走で流氷観光ができる施設や流氷砕氷船の情報について、また流氷の時期についてもお伝えします。
紋別|オホーツク流氷科学センター
紋別の「オホーツク流氷科学センター(GIZA)」は、流氷を見て触れて楽しめる体験型施設です。
紋別市にある流氷に特化した世界で唯一の科学館です。
館内では、厳寒体験室でマイナス20度の環境を体感できるほか、本物の流氷に触れることができます。
また、360度のドームシアターでは迫力満点の流氷映像を楽しむことができ、オホーツクの海の神秘を感じることが出来ます。
さらに、凍るシャボン玉や氷点下でおしぼり体験といったユニークなアトラクションも人気です。
オホーツク流氷科学センターは 道の駅に併設されているため、地元の特産品やグルメも堪能できます。流氷を深く知りたい人におすすめです。
※施設情報は変更される場合があります。最新情報は公式サイト 北海道立オホーツク流氷科学センターをご確認ください。
紋別|オホーツク・ガリンコ号
紋別の「オホーツク・ガリンコ号」は、流氷を間近で体感できる砕氷船の代表格です。
冬のオホーツク海で運航するこの船は、独自の螺旋型ドリルを回転させて流氷を砕きながら進みます。
その迫力ある航行の様子は、流氷をただ眺めるだけでは味わえない特別な体験を提供してくれます。
最新モデル「ガリンコ号III IMERU」は、3階建ての快適な設計で、暖房完備の客室や売店も備えており、ちいさな子供からどなたでも安心して楽しむことができます。
流氷の隙間からはアザラシが顔を出すこともあり、オジロワシやオオワシなどの野生動物にも出会えるかもしれません。
約1時間のクルージングで、流氷の迫力と静寂、自然の雄大さを心ゆくまで堪能できます。
紋別を訪れるなら、流氷と一体となれるこの貴重な体験をぜひ味わってみてください。
ガリンコ号でしか得られない冬のオホーツク海の魅力が待っています。
詳しくはオホーツク・ガリンコタワー株式会社をご確認ください。
網走|オホーツク流氷館
網走の「オホーツク流氷館」は、流氷とその自然環境をテーマにした施設です。
網走市の天都山にあるオホーツク流氷館は、流氷に関する展示や体験が充実した観光スポットです。
本物の流氷を間近で見られる「流氷の世界体感室」や、360度カメラで撮影した流氷海中ライブ映像が特に人気です。
また、4Kの迫力ある映像が楽しめる「流氷ファンタジーシアター」では、海中の世界や氷に観察する生物の魅力が描かれています。
屋上の展望ルーフギャラリーからは、知床連山や網走湖を望むパノラマビューを望むことが出来ます。
冬季限定の特別体験も多く、流氷について学びながら美しい自然を満喫できるスポットとして人気です。
※施設情報は変更される場合があります。最新情報は公式サイト オホーツク流氷館やSNSをご確認ください。
網走|網走流氷観光砕氷船 おーろら
網走の「おーろら」は、流氷観光砕氷船としてオホーツク海の魅力を存分に体験できる人気のクルージングです。
1月下旬から3月下旬まで運航されるこの船は、流氷を砕きながら進む迫力ある航行と、流氷が織り成す壮大な景色を間近で楽しめます。
暖房完備の船内では快適に過ごせるため、寒さが苦手な方でも安心です。
最大400名を収容する広々とした船内からは、360度の大パノラマを堪能できます。
流氷の合間にはアザラシが泳ぐ姿や、空を舞うオオワシやオジロワシに出会えることもあり、冬の自然の息吹を全身で感じられます。
また、気象条件によって日々異なる流氷の表情を見ることができるのも魅力のひとつです。
道の駅「流氷街道網走」から出航するアクセスの良さも人気の理由です。
網走を訪れた際には、おーろら号で特別な冬の冒険をお楽しみください。
詳しくは網走流氷観光砕氷船 おーろらをご確認ください。
流氷が見られる時期は?
流氷のピークの時期は2月中旬から3月上旬です。
流氷は毎年1月下旬からオホーツク海沿岸に現れ始め、2月中旬から3月上旬にかけて最も美しい姿を見せます。
この時期は、流氷が海岸線まで接岸するため、観光には最適です。
気候条件によって流氷の状況は変動するため事前の確認が大切です。
観測スポットとしては、紋別、網走、知床が特に有名で、それぞれ砕氷船クルーズや流氷ウォークなどの体験アクティビティも充実しています。
天気や風向きによって流氷が移動するため、最新の情報をチェックしながら、ぜひ、流氷の迫力ある景色を楽しんでください。
流氷観光する際は、流氷の最適な時期を事前に確認することが大切です。
まとめ
北海道の冬を代表する「流氷まつり」は、紋別と網走それぞれの個性が光るイベントです。
流氷の美しさと迫力を感じながら、地元ならではの文化やグルメも楽しめるのが大きな魅力です。
紋別の「もんべつ流氷まつり」では、家族連れでも楽しめるアクティビティが豊富で、流氷科学センターを訪れることで学びの要素も加えられます。
一方、網走の「あばしりオホーツク流氷まつり」は、雄大な景色とともに美しい音楽フェスや屋台村での網走グルメが堪能でき、オホーツク流氷館では流氷の展示が楽しめます。
どっちを選んでも、特別な冬の思い出になること間違いありません。
流氷が見られる時期は限られていますが、その短い期間だからこそ、感動もひとしおです。
砕氷船での流氷体験や展望施設からの絶景は、一生に一度は訪れる価値があります。
この冬は、ぜひ紋別や網走の流氷まつりに足を運んで、オホーツク海の冬の奇跡を体感してみてください。
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